なでしこ、強えぇ。男子より明らかに強えぇ。
きっと監督の差が大きいんでしょうね。 というわけで、オリンピックの醍醐味、 残すところは男子サッカーの準決勝ブラジルvsアルゼンチン(予定)でしょう。 フルミネンセのThiago Neves、天敵ながら中々やるなぁ。 醍醐味と言えば、閉会式のCG部分を見破るのも楽しみなところですネ。 さて、本題。 ブラジル建築界の巨匠、オスカー・ニーマイヤー氏の日本語の書籍は今まで色々と出てきましたが、 おそらく今まで出版された中で最も分厚くて(220ページ)、ビジュアルが多い書籍が出版されました。 建築専門書籍のGA(通称:二川シリーズ)シリーズです。建築専門書は小難しい言葉ばかりで手を出しにくいという方も、これは写真が主なのでパラパラと読めるのでオススメです。 リオの教育省ビル(1937年)からニテロイ市民劇場(2007年)まで、37件の作品写真は圧巻です。 特に、イビラプエラ公園やブラジリア、ニテロイ現代美術館の空撮写真は新鮮です。お金かけてます。もう写真として完成されている構図です。 個人的には、「歴史的瞬間を収録」と書いてあるように、 巻頭のニーマイヤー×アルヴァロ・シザ(ポルトガル建築界の巨匠)との対談が面白かったです。 併記されてあるポルトガル語を読む限り、おそらくほとんどノーカットだと思われるため、 やたら対談がリアルです。 あのシザ氏がニーマイヤー氏にかなり気を使ってコメントしてます。 対談と言うよりは、話し手:ニーマイヤー、聞き手:シザという感じでしょうか。 シザ氏も75歳ですが、ニーマイヤー氏はそれより25年も長く生きているんだからなぁ・・・。 ニーマイヤー氏の人生論や政治哲学などを読んでいると、どれだけ日本の建築家たちが次元の違うところで建築を考えているかがよくわかります。やっぱり巨匠中の巨匠です。 彼が100歳だと思って文章を読み直すと、改めて彼のスゴさが伝わってきます。 >>書籍の詳細はこちらから >>その他ニーマイヤー関連書籍・DVDはこちらから #
by hayatao
| 2008-08-16 02:34
| お建築
最近何もかも脱力気味だったワタクシ。
力をもらったのは日系ブラジル人の高校球児でした。 本庄第一高校(北埼玉代表)よくやった!! 甲子園1回戦、奥田ペドロ君の劇的サヨナラホームランで突破! いやー、甲子園で系列校が勝利するよりも100倍嬉しいですね。 何が嬉しいって、高校時代によく本庄第一と対戦していた(サッカー部でしたが)のもありますが、 何よりも日系ブラジル人留学生が選手として活躍していること! 右:奥田ペドロ君、左:伊藤ディエゴ君 今日サヨナラホームランを打った奥田ペドロ君とピッチャーで1番を背負う伊藤ディエゴ君は、 ブラジル野球アカデミーの推薦で本庄第一に留学している日系ブラジル人。 日本人の若者がサッカーを学びに単身サッカー留学をするのとは正に逆ルート。 日系人を中心に着実に浸透しているブラジルの草野球でプレーする若者にとっては、 日本の野球界は正に憧れの的。 ましてや甲子園なんて、元サッカー畑の僕たちにとってはMaracana(マラカナンスタジアム)で プレーするようなものです。 NHKの衛生中継で見た甲子園にずっと憧れていたというペドロ君。 「負けて悔し涙を流す選手たちがとても印象的で忘れられなかった。 一生懸命な選手たちの姿を見て、自分も甲子園でプレーしたいと思った」。 そしてその甲子園でプレーし、サヨナラの一発を打ったペドロ君。 彼らの活躍は本庄市や日本在住の日系ブラジル人だけではなく、 ブラジルで野球をプレーする子供たちにも夢と希望を与えてくれているはず! 他にも今回の出場校の中でも、青森山田高校など日系ブラジル人選手が ちらほらと見受けられるようになりました。 いやー、甲子園も時代が変わりました。 第2のダルビッシュは日系ブラジル人になりそうですな。 とにもかくにも本庄第一、頑張って欲しい! >>奥田ペドロ君についての記事 甲子園も熱いですが、オリンピックももうそろそろ始まりますね。 鳥の巣でやる開会式も楽しみですが、 今回のオリンピックは、サッカー日本代表FW李忠成の日本人選手じゃ中々言えない 魂こもったストレートなコメントと、ブラジル柔道女子代表のダニエリ・ユリに大注目です。 ダニエリは両親の出稼ぎで中学高校と浜松市で過ごし、 高校総体や国体でも活躍した日系ブラジル人選手。彼女もある意味リターン組です。 >>ダニエリ・ユリについての記事 そんな彼女が着ているオリンピックブラジル代表のジャージは、リオ在住の日本人デザイナー緒方さんが 主宰するデザイン事務所OESTUDIOによるデザイン。 もう日本とブラジルは単なる繋がりではありません。 着実に新しい段階に入ってます! GAMBARE!日系ブラジル人アスリート!!! #
by hayatao
| 2008-08-05 11:57
| ブラジル
おったまげた。
久々に開いた口が塞がりませんでした。 ブラジル人のグラフィティアーティストと言えば、"os gemeos"ですが、彼らとも親交のあるイタリア人グラフィティアーティスト"Blu"がブエノスアイレスでスゴイ仕事してます。 グラフィティを1コマずつ撮影した驚愕のアニメーションは以下から↓ (上の画像をクリックしてください。vimeoへ飛びます。) Bluは世界中でグラフィティを描き続けているようで、世界の主要都市だけではなく、ニカラグアやガザなどでもグラフィティしている正にノマドなアーティスト。 僕は知りませんでしたが、きっとその世界ではかなり有名な方なのでしょう。 でも、彼のBlogによると、 "if you are asking for advertising works the answer is: NO THANKS"と、徹底しているようです。イカス。 スケール違います。場所不明。 左はテートモダンの壁面。 右はスペイン、リナレスの街で。(リナレスはグラフィティで溢れている有名な町らしい。) >>Bluのサイトへ #
by hayatao
| 2008-07-08 03:28
| デザイン
イラク出身の建築家、Zaha Hadid(ザハ・ハディッド)氏。
2004年には女性として初めてプリツカー賞を受賞した、正に建築界の女帝です。 その、ザハ女史がブラジルの世界的靴メーカー、melissaとコラボして靴を発表しました。 (靴好きな方ならmelissaと言う名前を知っている方も多いかと思いますが、これ、実はブラジルで生まれたブランドなんです) 履きやすいかどうかはおいといて、一番左の赤い靴は実際に履いたらどんな形になるのか気になりますね。 melissaは日本にもたくさん入ってきているので、この靴を履いている人もいずれ現われるかも!? ちなみに以前、Zaha女史がデザインしたヴィトンのバック。 間違いなく形状記憶バックですね。。ちなみに売り出されていません。。 >>Zaha Hadid(オフィシャルページ) >>Zaha Hadid(wikipedia) >>melissa #
by hayatao
| 2008-06-29 04:18
| デザイン
6/14に新設された東京メトロ副都心線渋谷駅へオープン翌日に行ってきました。 この渋谷駅は言わずもがな、世界のTadao Ando氏による設計で、"地宙船"と呼ぶ卵形の内部空間を地下に埋め込むという安藤氏ならではの明快なコンセプトです。 (上の模型はそのイメージ。実際はこんなに大きくありません。) 彼が15年くらい前に大阪の中ノ島中央公会堂改築計画で提案した卵(結局実現せず)が、 そのまま渋谷で実現されたかたちです。 そこまで"卵"に想いを抱き続け、実際にかたちにしてしまうのはさすが世界のANDO氏です。 ま、とりあえず入ってみましょう。 改札階です。オープンしたてだけあって、さすがに混雑。 「立ち止まらないでくださーい」という駅員の声が船の中に響いてます。 手前に見えているのが卵の殻です。 中を覗くと・・・ 3層分の吹き抜けです。ここがこの駅で最も有名な場所だけあって、お客さんで群がってました。 では早速、下界(というか船内?)に降りていきましょう。 卵の殻に潜入。駅であることを忘れます。 気分はもう完全に「アムロ行きまーす!」 ちなみに、反対側から見た表皮はこんな感じです。 うーむ。ナウシカのオームにしか見えません。・・・が、14の眼もなければ、体液は青くなく。。。 かろうじて照明が青っぽかったことくらいでしょうか・・・。 ちなみに、この殻はPC板の特注品かな?と思ったら、GRCというガラス繊維補強コンクリートらしいです。 洗濯物の汚れが良く取れそうです。 さらにもう1層、折り返してエスカレーターを降りるところです。ここにも殻の一部が顔を出してします。 元駅構内清掃バイトの僕としては、泣かせるディテールです。涙 乗降階に到着ー。すごい人の数。「最後尾」というプラカードを持った駅員さんまで登場しておった。 「乗るのに何分待ちですか?」 まさか地下鉄でそんなこと聞くとは思いもよらず。。ここが地下鉄の駅とは思えません・・・。 時間がなかったので乗車するのは諦め、渋谷駅を堪能することに。 おそらく設備系の配管のためにスラブがちょこっと下がっているのでしょうが、その側面にも細かい仕上げが。なんとなく地層を意識。いや、きっとそうだ。 そして、ようやくやってきました。 ここが噂のメインスポットです。 ・・・って。 ・・・ち、ちっちぇーー。。え?ほんとにここか?? や、やられた。広角と魚眼レンズに・・・。 今まで何度も写真で見てきたこの場所ですが、こんなに小さかったとは思いもしませんでした。 がっくし。。 殻の割れ目から中に降りて来た時のあの高揚感はなんだったのか・・・。 この卵形の吹き抜けによって、列車の排熱などで暖められた駅内の空気と外部の冷たい空気とが対流するということでしたが、その柔らかな風がなんと冷たかったことか・・・。涙 その後、空間はもうどうでもよくなり、電車単体に興味が移ったことは言うまでもありません。 で、この計画が発表された時、僕がまず思い浮かんだのがここ。 サンパウロの新宿、Estacao de Se(セ駅)です。 この写真↓の方がわかりやすいですね。 (写真:idea VRより。ここのサイトのVRはかなり面白いです。) サンパウロ交通網の心臓部といえるこの駅の顔が、自然光を取り入れる3層分の吹き抜け。こちらは卵ではなく円柱ですが、明らかにこっちの方が空間としてダイナミックです。最下階にいても自然光が降って来るので気持ちがいいんですよね。この駅が1978年竣工だと言うから驚きです。 ま、雨降ったときはたまーに(ほんとにたまーにです)雨水が漏れてホームが濡れてましたけどね。笑 ちなみにこの井戸のような吹き抜け。 穴からはサダコじゃなく、こんな美女も出てきます。 いやーいろいろな意味で豊かです。ブラジル。 地宙船万歳で終わるはずが、今日も結局ブラジル賛美で終わることにします。 #
by hayatao
| 2008-06-22 21:51
| 日本のブラジル
|
by hayatao
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★web制作から撮影、インテリアデザイン、建築設計までカステラ工房ではトータルにデザインを承ります。
ご依頼、ご相談はこちらへ castellakobo@gmail.com ---------- 「Save the 下北沢」 僕は世田谷区による下北沢再開発計画を断固として許さない!ブラジル南部の環境都市、クリチーバ市の元市長のジャイミ・レルネル氏も代替案を提案しています。 ---------- 人気blogランキングへ カテゴリ
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