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【ブラジル旅2007】ブラジリアの白昼夢
ここ3週間近く、公私共に3倍速で走っていたため、更新が遅れてしまいました・・・。
そのことについては、いずれここでも書きたいと思いまーす。

では、忘れないうちにブラジル旅の続編を書いておかないと。。

<12月27日>サンパウロ→ブラジリア

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お昼の飛行機に備えてフェイラ(市場)でパステル(パイ生地の中にチーズや肉などが入っている食べ物。ブラジル人はスナック感覚でこれを食べます)で腹ごしらえ。
やっぱこのサイズとこの食感ですね。tamanho japonesでは満足できません。
日系人が作るパステルはどこも旨いというのがブラジルでは定説です。

ちなみにこれでR$2.5(150円)程度。


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サンパウロ・コンゴーニャス空港に到着~。
今回は時間が限られていたの国内の移動はバスを断念しエアパスを利用。
TAMのエアパスなら日本で購入可能デス。

ちなみにTAMは今やVARIGブラジル航空を抜き、ブラジル最大手の航空会社です。
ORGULHO DE SER BRASILEIRA(ブラジル(人)であることの誇り)と機体に思いっきりかかれてあります。
・・・ブラジル人らしい。


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上空から望むサンパウロです。
・・・ジェットストリームを聞きたくなります。

ちなみに、サンパウロ都市圏の人口は東京、メキシコに次いで3番目の人口です。


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飛行機で30分も行けばこんな風景が眼下に広がっています。

・・・地球は丸かった。


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幹線道路がまず敷かれ、それに沿って集落が形成され、人口が増えて町となり・・・
気分はもうシムシティのプレイヤーです。

こんな直線的な幹線道路、日本では北海道くらいしか見当たりません。


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Terra Rocha(赤土)と緑、そしてオレンジ色の屋根瓦のコントラストに見とれてしまいます。

本城直季風に撮ってみました。なんか嘘っぽく見えてきた・・・。笑


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ブラジリア空港到着~。大国の首都のわりにコンパクトな空港です。
でも、本来はこれくらいのサイズの方が空港全体を把握できてイイですね。

ブラジリアらしく、窓は丸窓です。異国情緒、いや、異星情緒をかき立ててくれます。
ちなみに、左の黒いスーツ姿のおじ様はMr.Smithではありません。


半年間同じ部屋で暮らしたAmigao(マブダチ)、Tiagoと空港で再会。おんぼろ車でさっそく彼の家へ。

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ドドーン。プール付一戸建て。


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中はこんな感じです。
彼はここにテキスタイルデザイナーのお母さんと、大学生の妹と3人で暮らしています。ちなみに、彼はフリーのジャーナリストです。


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彼の家はブラジリア中心部から15分程度車で行ったCondominio Fechado(閉鎖型コンドミニアム。アメリカによくあるゲーテッドコミュニティです。)にあります。こういったコンドミニアムがブラジリア周辺にはたくさん点在しています。
Tiagoによると、中にはファヴェーラ(スラム)さえもこういったCondominio Fechadoのシステムを模倣していて、ちゃんと門扉があってそこには当番制の門番がいるんだとか。それをファヴェーラと呼ぶかどうかは別として、コンドミニアムの集合体が町の一部を形成してしまっている点もブラジリアの特徴の一つですね。

それにしても、もし、Jane Jacobsがこのような状況を見たらどう思うでしょうか。


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荷物を置いて、シャツを脱ぎ捨ておんぼろ車に乗ってPlano Piloto(ブラジリアの中心部)へ。前方に見えるのが中心部です。ちなみにこの道は滑走路ではありません。。。


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中心部に到着~。
さて、ここはどこでしょう?



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ドドドーンとニーマイヤー3連発です。
そうです。ここです。以前も紹介した”Museu Nacional Honestino Guimaraes(国立博物館)”です。
やっぱり見に来ないわけにいきません。


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内部を改めてどうぞ。2層目のスラブは吊構造になっています。
ニーマイヤーはその曲線の造形美が有名ですが、その造形を引き立てる照明、光の当て方も巧みです。この博物館の内部は、写真左のお皿状の照明装置から光が天井に反射し、半球の立体感を強調させています。


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博物館から省庁が並ぶ中心軸を望みます。右側にちょこっと見えるのがかの有名な国会議事堂です。


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これぞ天空へと続く回廊。ドラクエⅤも及びません。
土星か!


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反対側です。中途半端な大きさの水溜りがクレーターに見えて仕方ありません。
それにしても本当にブラジリアは空が広い。


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・・・5人の家族はこの後、光の中へ消えていきました。



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真昼間から超常現象を目の当たりにして興奮気味の僕とは正反対に、Tiagoはいたって冷静。でも決して早く行こうぜと文句を言わないあたり、彼は僕が何を見たいのかを知っている。

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実は、この建物で一番感動したのはこの扉。直線にも斜めっているようにも見えるこの扉。実際はほんの少し曲がっていました。それにしても、ブラジルでもこんな施工が出来るのかと感動。


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またこの扉の開き方がスタートレックの宇宙船みたいでカッコいいです。


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外観は遠目から見るとツルツルしているようですが、実際近づいてみるとザラザラと表現したほうがいい仕上げになっています。こういう仕上げになるとわかっていても、真っ白な曲面を作り続けるニーマイヤー氏はやっぱり巨匠です。


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隣に出来たBiblioteca Nacional Leonel Moura Brizola(国立図書館)。もうオープンして2年近く経つと言うのに、中に入れる本が予算不足で購入できず使われていません。入れませんでした。

...This is the Brazil。

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ブラジリアと言えば、僕の中では青い空とこの赤土が染み出たコンクリートです。


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雑誌に出てくるようなほかのニーマイヤー建築は、もう何度も見たので今回はすべて省略。
唯一まだ見たことがなかった屋外劇場へ。


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劇場といっても、一枚の壁が寝そべっているだけの舞台ですが・・・。
この曲線がこれまた綺麗でした。。

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何省か忘れましたが、省庁の縦型ルーバー。デジタルっぽい外観になっていますが、実はめちゃめちゃアナログ。
日本ではデザイン的にルーバーがよく使われますが、ブラジルではその気候柄、ルーバーは必須です。これでだいぶ暑さが凌げます。

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中心部の商業ビルには"Boas Festas(よいパーティを)"の文字が。日本のデパートが"謹賀新年"と垂れ幕を架けるのと同じ感覚でしょう。多分。


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本日の締めは、やっぱりココ。笑
Lulaブラジル大統領の公邸です。といっても手前のツリーハウスに住んでいるわけではありません。
遥か前方にうっすらと見えるのが彼の家です。
ちなみに柵らしい柵はなく、車で普通に入れてしまいました。。


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そして今宵は、彼がどうしても見ろというので、ブラジルで去年最も話題になった映画"Tropa de Elite"を見る。つい先日、ベルリン映画祭で金熊賞を受賞したした映画です。

日本でも公開間違いないと思われるので敢えてここではあまり書きませんが、City of Godという数年前に大ヒットしたブラジル映画とは比べ物にならないほどリアルなブラジルの矛盾した世界を表現しています。演出と編集にあまりお金をかけていないだけに、ストレートに現実を突きつけられる映画です。
もうちょっと知りたい人はこちらでもどうぞ>>>

え?そりゃもちろん見たのはピラータですよ。笑


というわけで、ブラジリアは1泊2日だというのに、映画でたった1日の夜をすごしました。
なんて贅沢。ちなみにTiagoは映画の途中で寝やがった・・・
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by hayatao | 2008-02-26 02:24 |
マラドーナの謝罪とアルゼンチン祭
ディエゴ・マラドーナさん、遂に神の手ゴールの件で謝罪しちゃいましたね。。
何だかショック・・・。このままずっと「あれは神の手だった」と一辺倒でいて欲しかった。。

というわけで、マラドーナと言えばアルヘンチーナ。
今、輸入雑貨屋nicoさんと谷中ボッサさんの2店舗で、「Fiesta Argentina2008」やってます。

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「Fiesta Argentina 2008」
2008年1月16日(水)~2月18日(月)

@喫茶 谷中ボッサ
・仁尾 帯刀 写真展 「Buenos Aires-Las Luces de Primavera」
→ブラジルを飛び出た仁尾さんがアルゼンチンで撮ったものとは・・・!上の写真も仁尾さんによるものです。
そしてそして、フライヤーデザインはアーバンダッシュな先輩、mo'miageさんです。
・アルゼンチンフードメニュー
→おそらく日本でアルゼンチン料理を食べられるのは今だけ!これを逃すな!!

@輸入雑貨店 nico
・アルゼンチン雑貨販売
→ブラジル、ロシア、東南アジアなどから独特の目利きセンスで雑貨を集めているお店。今回はFiestaにあわせて、アルゼンチン雑貨が充実!


***
というわけで、先週末に早速行ってきました。

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谷中ボッサにて(写真:とん)。仁尾さん写真展の風景。同じ南米と言えど、アルゼンチンはやっぱりブラジルとは全然見た目が違いますネ。仁尾さんの写真を見ていると、光も全然ブラジルとは違う表情を持っているなぁと気付かされました。
そんなアルゼンチンに一度だけ行ったことがあります。たしかに見た目や人種は違えど、人はみんな優しかったです。そこはやはり南米。
ちなみに、ここのお店のソファ、レイアウトが好きです。

続いて歩いてnicoさんへ。
ちゃっかりスタンプラリーをやって賞品ゲット!おいすぃーー。
nicoさんは2度目。オーナーの三澤さんの絶妙なセンスがますますヒートアップしてました!
なんせ、店内にゲルが出来てました。それも一人用。そして三澤さん手作り。
・・・凄すぎる。自分が仕事でモンゴルで学校作っているよりも、三澤さんが作ったほうが絶対にいいものができるヨ。・・・かなり凹む。

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特設コーナーのアルゼンチン雑貨も可愛いものばかり。雑貨好きにはたまらないセレクトです。マラドーナTシャツと迷った挙句、結局僕はブラジル産のフスキーニャのキーホルダーとコルコバードのおじさんの置物を購入。三澤さんの真似っこでハンコ作ります。

1時間以上話し込んでも時の流れを感じさせない雑貨屋さんnico。
今後も要チェックです。次来た時、パラボラアンテナ付きのゲルが出来ていたらおれは仕事辞めます。


お散歩がてらぜひどうぞー
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by hayatao | 2008-02-01 03:04 | 展覧会



「すべての道はブラジルに通ず」リオ育ちの日本人による徒然日記。ブラジルの建築・デザイン・サッカー関連のことが中心です。建築設計事務所での修行を終え08年12月よりサンパウロ勤務。カステラ工房主宰。
by hayatao
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★web制作から撮影、インテリアデザイン、建築設計までカステラ工房ではトータルにデザインを承ります。
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「Save the 下北沢」Save the 下北沢
僕は世田谷区による下北沢再開発計画を断固として許さない!ブラジル南部の環境都市、クリチーバ市の元市長のジャイミ・レルネル氏も代替案を提案しています。

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