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映画祭でニーマイヤー
今年もやってます「東京国際映画祭」。
毎年やっていて有り難味のなくなってきた感は否めませんが、
唯一観たいと思っていた松本大洋氏の「鉄コン筋クリート」は1日しかやっておらず、結局仕事で見に行けず終い。松本大洋氏のあの独特な世界観がVFXの大御所マイケル・アリアスによってどう料理されるのか・・・非常に楽しみなので、この映画はマストで見に行くしかありません。でも今年はブラジル映画はおろか、ラテンアメリカ系はゼロ。毎度アジア映画が多く、もうネーミングは東京アジア映画祭にしたほうがよい気がする。

一方、地の果てブラジルでは「サンパウロ国際映画祭」やってます。

b0020525_21263120.jpgこちらも今年で30回を迎え、盛り上がりは明らかに東京を凌いでます。webサイトのイントロもかなりイカしてます。ああいうデザイン、ブラジル人なセンスだよな。。。
b0020525_21282084.jpgで、今年の最も注目される作品は、何と言ってもブラジル建築界の重鎮オスカー・ニーマイヤーのドキュメント(監督:Fabiano Maciel)でしょう。御年99歳。先日、家で転んで骨折したというニュースを聞きましたが、すっかり立ち直られたようで一安心。。。
今やミース、コルビュジエ、ライトなど世界の巨匠建築家に仲間入りしたニーマイヤー。"巨匠"と呼ばれる存在が少なくなってきた昨今、99歳で今も現役で活躍されている姿はぜひ一度拝ませてもらわなくてはいけません。何としてでも見に行きたいところですが、、、。DVDが出るのを待つしかないス。

サンパウロ国際映画祭公式サイトはこちら>>>

ちなみに、日本でもニーマイヤー関連のDVDは売ってます。
・「Oscar Niemeyer
発売元:ナウオンメディア。ここが出している建築系ではUFO型住宅「FUTURO」もオススメ。超サイケ。

ニーマイヤー関連の書籍は山ほど出ているので、ここでは全て書きませんが、手ごろな価格で買える中で一番のオススメだけ・・・

・「X knowledge HOME 2003 December オスカー・ニーマイヤーの自由な曲線
南條さん、オータケ兄弟、槇文彦氏、そしてあの映像作家岡村淳さんなど多方面の方が執筆されています。オマケのDVDはくだらなくて眠くなりますが、文章は必読です。

そしてそして、日本で知り合ったニーマイヤーファンIzumiさんによるサイトもぜひ。おそらく彼女ほどのニーマイヤーファンは日本中探してもいないでしょう。
http://www.ponto-de.com/


映画祭の話に戻りますが、今年のサンパウロ映画祭では日本から下の2作品が出品されているようです。

・「ビッグ・リバー」(監督:舩橋淳)
・「ゲルマニウムの夜」(監督:大森立嗣)原作は花村萬月の芥川賞受賞作、らしい。

はて?ご覧になった方、感想教えてください。
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by hayatao | 2006-10-28 00:12 | 映画
アン・サリーさんな1日
先週土曜日、行ってきました
『アン・サリーライブ 2006 at 静岡県長泉町』。

今年初めてのアンさんライブ。アンさんの生声のためならどこへだって行きますとも。
初めてアンさんのライブに行ったのが、1stアルバム「Voyage」を出したときだから、かれこれもう5年前。以来、毎年聞きに行ってます。

今回は折角プチ遠出するのだから・・・と、新宿から小田急線新型ロマンスカーVSEを利用!

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b0020525_8315728.jpgそーです。そーなんです。ロマンスカーのTVCMで唄っているのはアンさんなんです。
>>CMはこちらから
(「箱根の学校編」です。)

b0020525_8381298.jpgしかも何を隠そう、私は電車好き。。小さな頃から夏休みの小田急線と京王線のスタンプラリーは欠かさず制覇し、小5の時自由研究でやったのは「東京地下鉄大研究」。

電車と共に歩んだ小学校生活でした。
b0020525_8585925.jpgで、このロマンスカーVSE(通称:ロマカVSE)。デザインは建築家の岡部憲明氏。岡部氏といえば、あの関西国際空港を設計したRenzo Piano氏の下で働き、日本支部の代表をされていた方です。ま、関空は地盤沈下が問題となっていますけどね。
b0020525_9122430.jpgヴォールドの屋根。間接照明が天井のテクスチャーを際立ててます。RomanceCarだけにRが強調されたかどうかは不明。
木をふんだんに使った内装は、それがたとえシートでもやっぱりホッとしますね。水廻りスペースを設けた車両もゆらりと曲線を使って。R。R。
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b0020525_937049.jpg車両を仕切る自動ドア。ガラスにドット状のシートを貼っていて、上から下に行くほどドットの密度が濃くなっていきます。柔らかく仕切られていて、まるで1台に乗っているような気分でした。客室車内は走行方向のラインが強調されたデザインで、写真右下のLED照明が効果的。
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b0020525_1024189.jpg限定発売のロマカVSE弁当。味は・・・。パッケージも含め岡部氏もきっとここまではデザインできなかったんだろうなぁ。車体はいいもん作っても、小田急ブランドはまだまだみたいです。
b0020525_1003327.jpg小田原で下車。VSE、さよなら~~。1時間ちょっとの乗車で一体何分間着席していただろうか・・・。
ここから東海道線に乗り換えて三島まで行きました。

b0020525_1092768.jpgb0020525_1093830.jpg
三島に以前来たのは10年前。記憶が断片的でしたが、改めて訪れると写真のような小川が町のあちこちに流れていて、またこれがすごく綺麗なんだな!カルガモ、アヒル、そして白鷺(!)までもがゆらゆら~と泳いでます。
自分専用の橋を渡って家に入るって何だか素敵ですね。

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<左>カルガモちゃん。玄関先にこんな風景、憧れです。
<右>三島から見る富士山もとっても綺麗!
その後、10年ぶりに高校時代の担任の先生トミーに挨拶しに行く。「もうブラジルから帰ってこないんだと思ってたよ~」と言われる。先生の白い髪の毛が時代の変遷を感じさせてくれました。先生、高校時代の個人成績表はいらなかったけど、ハーモニカまで披露してくださってありがとうございました。

というわけで、本日の最終目的地、長泉町文化センターベルフォーレに到着~。

b0020525_10263218.jpg会場は7割くらいの入りだったかなあ。明らかに長泉町以外から駆けつけた人が多かったけど、地元のおじいおばあもちらほらいて、いい感じ。今回のライブはギターの笹子さんとフルート&サックスのスティーブさんの3人編成。去年渋谷AXでやったJAZZYなアンさんも最高だったけど、アンさんの生声を味わうにはやっぱりこれくらいの編成がベスト。蘇州夜曲、こころ、ハレルヤなどに酔いしれ、ダブルアンコールの後、最後の曲は"DINDI"。
b0020525_10524594.jpgアンさんの歌を聞いていると、なんていうんだろう、自分がすごくニュートラルに戻ることを感じる。焦っている自分、イライラしている自分、お腹を抱えて笑っている自分、ブラジルを想って涙する自分、自分のギアがハイの時もローの時も、なんだか全て自分なんだなぁと素直に受け止められて、「ああ、こうしていられるのは幸せだな。生きてて良かった」と思えてしまう。
そんな人ってきっと人生に数えるほどしかいない。
ほんと、アンさんに感謝。次回こそは・・・!

>>アン・サリーさんオフィシャルサイトへ
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by hayatao | 2006-10-14 11:10 | ライブ
今日の残業おつまみ
b0020525_2001456.jpg・『Chinggis Khaan』 ウォッカ
from モンゴル

40度のウォッカ。その名もチンギス・ハーン。そのべたべたな名前もよし。味は40度だけあってややキツめだが、ブラジルの酒カシャッサに似てほのかな甘みを持っているお酒。

b0020525_2002867.jpg・『Vinamit』 フルーツスナック
from ベトナム

日本でもこれ系のフルーツスナックは売っていますが、それとは比べ物にならないほどこれは美味い!しかも野菜スナックもあったのですが、それはさらに美味い!!ベトナム、恐るべし。でもこれはパッケージを見る限り、高級お菓子なんだろうなぁ。

b0020525_2004873.jpg・『Mongolia』 チョコレート
from モンゴル

モンゴルの大草原をそのままパッケージにしちゃいました。可愛くて◎。でも、中身はどこにも売ってそうなチヨコレート。。。


以上、成城石井でも、紀伊国屋でも手に入らないスナックたちでした。
でも、うちは決して食品の卸会社でありません。。笑
ただの建築設計事務所です。

進行中の物件がある国の食材が食べられるというのは、この事務所の一つの特権。
毎月どこか遠くの国からやってきた食材たちが残業のおつまみなんて、ちょっと贅沢な気分。
(時々ものすごく不味くて気分悪くなって仕事もままならず帰ったってものもあるけど。。)
ちなみに今まで食べたおつまみの中で一番美味かったのは、ネパールのアーモンドっぽい甘味お菓子。

ささ、今日ももう少しがんばろう。
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by hayatao | 2006-10-12 20:14 | お仕事
電子投票とSNSによる宣伝活動
2日連ちゃんで大統領選挙ネタ。日本のメディアが無視するので気合い入ってます。

○選挙権のある人なら誰もが思ったことがあるはず。「なんで今時鉛筆を使って、しかも候補者の名前まで書かなきゃいけないのか。こんなのプッシュボタンとかでいいじゃないか」と。
ま、僕も電子投票には大賛成で、なぜ未だに日本は手書きなのかがわかりません。初期投資費用はかかるけど、開票時の人件費に比べたらねぇ・・。

あまり知られていませんが、実はブラジルでは1996年から一部の地域で電子投票が実践され、今では全土で1億人以上が電子投票で投票を行っています。アメリカはパンチカード、マークシート、及び直接記録方式による3通りの投票方式を採用し、ベルギーではタッチペン形式の電子投票を行っているなど、各国で様々な電子投票が行われているようですが、ブラジルでは予め発表されている候補者の番号をテンキーで入力し、画面に現れる立候補者の顔写真と名前(番号)を確認してOKボタンを押すだけで投票完了なんです。

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↑ちなみにこの機械、1台で約$1000するようです。おいおい。おれには70年代のタイプライターにしか見えないぞ・・・。

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ブラジル国民にとって投票は義務であり、理由なしに棄権すると、身分証明書が剥奪されるケースがあります。でも、非識字率が高い地域も多いブラジルでは立候補者の名前を間違えなくきちんと書くことは至難の業であるため、そこで候補者を番号と顔写真で投票する電子投票が普及したわけです。ま、ブラジルでは以前、投票箱そのものがすり換えられる事件が多発していたってのも電子化に進んだ要因ではあるみたいですけどね。

ブラジルは人口の10%の富裕層が国内の富の47%を所有しており、インド以上に貧富の差を抱える国といわれますが、国内を見渡すとSPEEDのようなDSL回線が敷設されているのは大都市のみで、デジタルデバイドは顕著に見られます。が、しかし、殊に投票においては全土デジタル化されていて、なんか不思議。ま、政治家にとっては生命線だもんナ。橋とか公共施設作ったり、鉄道通すより先にやるよナ。そう考えるとまっとうな手段に思える。

○話題は変わり、選挙を迎えるにあたり、この4年間で新たに見られる動きがあります。以前にも書いたブラジル人だらけのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「orkut」。

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ここでは最近自分のプロフィール写真に"LULA 13"、"GERALDO 45"などと大統領の名前と番号を載せる人がけっこういます。「おれはLULAを支持する!」「わたしはGeraldoよ!」といった個人的な意志表示は、ブラジルだからこそかなとも思いますが、SNSがもはやコミュニケーションツールになった今、選挙も何か新しい形の選挙活動が生まれてきそうな気もします。でも、ここ日本では、いくらmade in JapanのSNS、”mixi”がマザーズに上場して株価300万円の終値をつけようと、ブラジルのような選挙活動には使われないだろうな・・・。結局、これは国民の意識の差だと思うけど。。。
ちなみに、orkut上ではサンパウロの登録者が多いためか、Geraldo、つまりアウキミン氏の支持者が多いみたいです。。

さ~て、29日。微笑むのはどちらか。
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by hayatao | 2006-10-06 00:36 | ブラジル
日本ではほとんど報道されないブラジル大統領選
10月1日、ブラジルでは4年に一度開かれる大統領選がありましたね。
BRICsの一員なんだからもっと日本でも報道されてもいいはずなのに、テレビではNHKがかろうじてチラッと流すだけで、新聞紙上でも文字で数行書かれているのみ。
おいおい、日本にとっては遠い国の出来事かい?・・・そうか、そうだよな。。。

んなわけで、今回は珍しくブラジルの政治ネタ。

大方の予想では現大統領のルーラ(Luiz Inacio Lula da Silva)氏が過半数を獲得して1次選で再選を決めてしまうという筋書きでしたが、蓋を開けてみてビックリ。
元サンパウロ州知事のアウキミン(Geraldo Alckmin)氏が予想以上に票を獲得し、結果的にはルーラ:48.6%、アウキミン:41.6%で、大統領選はこの二人による決戦ラウンドへ。
29日にブラジル連邦共和国では大統領が決まります。

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<左>ルーラ大統領・・・最終学歴小学校卒。元VW do Brasil(ブラジルフォルクス・ワーゲン)労働組合代表。機械工時代に指を一本なくしたのは有名。中道左派・労働党(PT)。カストロとも親交が深い。
<右>アウキミン候補・・・元サンパウロ州知事。医学生時代から市議会議員に当選するなど、いわゆるエリート。ブラジル社会民主党(PSDB)。


思い起こせば、僕が以前ブラジルにいた時はちょうど大統領選挙があった年だった。あれからもう4年。。もう4年。。。嗚呼もう4年。。。。
当時はサンパウロ郊外の都市(人口60万人ほど)に滞在し、市役所という公的機関で働いていたので、大統領選が近づくと職場のみんながいつになくピリピリしていたことを思い出します。それもそのはずで、ブラジルの大統領選では大統領の他、州知事、上院議員、下院議員、 そして、州議員が一編に選ばれるんです。そんなわけで、市役所などの行政単位にとってもこの4年ごとの選挙は、市の行く末を計る意味でも重要なターニングポイントになるわけです。実際には2年後の市長、及び市議会議員の選挙にも影響を及ぼすらしいです。

僕は以前のブラジル滞在中に、幸運にもルーラ大統領とアウキミン氏両方の演説を生で聞く機会がありました。ルーラは、生まれは北部ですが、育ちはサンパウロ郊外のサンベルナルド・ド・カンポ市。そう、僕が滞在していた町だったのです。前回総選挙時、当然彼は演説しにやってきて、市役所の広場が真っ赤(彼が所属する労働党PTのメインカラー)に染まりました。
アウキミンは、市役所主催のフェスタにスペシャルゲストとして当時サンパウロ州知事をしていた彼がやってきました。ヘリでやってきて、しゃべるだけしゃべって、握手をするだけして、またヘリで帰っていきました。あの人の5分は一体いくらだったのでしょう?

ま、二人の演説を生で聞いていえることは、政策抜きにして圧倒的にルーラの方が人を惹きつける力があるなぁと思いましたね。いや、ブラジル国内で市長をはじめいくつも演説を聞いたけど、やっぱりルーラが一番巧かった。

昨年以降、労働党PTに様々な汚職疑惑が浮上し、今月に入っても選挙戦をめぐる疑惑が取りざたされるなど、ルーラの人気は以前ほどなくなっているのは事実。でも、個人的には政策も含め、やっぱりあの国の行く末はまだルーラに任せたほうがいいんじゃないかと思います。

そんなわけで、29日はちょっとでいいからニュースを見てみてください。あ、日本のテレビではほとんどやらないので、ネットでチェック!
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by hayatao | 2006-10-05 03:15 | ブラジル



「すべての道はブラジルに通ず」リオ育ちの日本人による徒然日記。ブラジルの建築・デザイン・サッカー関連のことが中心です。建築設計事務所での修行を終え08年12月よりサンパウロ勤務。カステラ工房主宰。
by hayatao
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★web制作から撮影、インテリアデザイン、建築設計までカステラ工房ではトータルにデザインを承ります。
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「Save the 下北沢」Save the 下北沢
僕は世田谷区による下北沢再開発計画を断固として許さない!ブラジル南部の環境都市、クリチーバ市の元市長のジャイミ・レルネル氏も代替案を提案しています。

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