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副都心線渋谷駅とサンパウロ・セ駅

6/14に新設された東京メトロ副都心線渋谷駅へオープン翌日に行ってきました。

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この渋谷駅は言わずもがな、世界のTadao Ando氏による設計で、"地宙船"と呼ぶ卵形の内部空間を地下に埋め込むという安藤氏ならではの明快なコンセプトです。
(上の模型はそのイメージ。実際はこんなに大きくありません。)
彼が15年くらい前に大阪の中ノ島中央公会堂改築計画で提案した卵(結局実現せず)が、
そのまま渋谷で実現されたかたちです。
そこまで"卵"に想いを抱き続け、実際にかたちにしてしまうのはさすが世界のANDO氏です。

ま、とりあえず入ってみましょう。

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改札階です。オープンしたてだけあって、さすがに混雑。
「立ち止まらないでくださーい」という駅員の声が船の中に響いてます。
手前に見えているのが卵の殻です。
中を覗くと・・・

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3層分の吹き抜けです。ここがこの駅で最も有名な場所だけあって、お客さんで群がってました。


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では早速、下界(というか船内?)に降りていきましょう。
卵の殻に潜入。駅であることを忘れます。
気分はもう完全に「アムロ行きまーす!」

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ちなみに、反対側から見た表皮はこんな感じです。
うーむ。ナウシカのオームにしか見えません。・・・が、14の眼もなければ、体液は青くなく。。。
かろうじて照明が青っぽかったことくらいでしょうか・・・。
ちなみに、この殻はPC板の特注品かな?と思ったら、GRCというガラス繊維補強コンクリートらしいです。
洗濯物の汚れが良く取れそうです。

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さらにもう1層、折り返してエスカレーターを降りるところです。ここにも殻の一部が顔を出してします。
元駅構内清掃バイトの僕としては、泣かせるディテールです。涙

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乗降階に到着ー。すごい人の数。「最後尾」というプラカードを持った駅員さんまで登場しておった。
「乗るのに何分待ちですか?」
まさか地下鉄でそんなこと聞くとは思いもよらず。。ここが地下鉄の駅とは思えません・・・。
時間がなかったので乗車するのは諦め、渋谷駅を堪能することに。

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おそらく設備系の配管のためにスラブがちょこっと下がっているのでしょうが、その側面にも細かい仕上げが。なんとなく地層を意識。いや、きっとそうだ。

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そして、ようやくやってきました。

ここが噂のメインスポットです。

・・・って。
・・・ち、ちっちぇーー。。え?ほんとにここか??

や、やられた。広角と魚眼レンズに・・・。
今まで何度も写真で見てきたこの場所ですが、こんなに小さかったとは思いもしませんでした。
がっくし。。
殻の割れ目から中に降りて来た時のあの高揚感はなんだったのか・・・。

この卵形の吹き抜けによって、列車の排熱などで暖められた駅内の空気と外部の冷たい空気とが対流するということでしたが、その柔らかな風がなんと冷たかったことか・・・。涙

その後、空間はもうどうでもよくなり、電車単体に興味が移ったことは言うまでもありません。


で、この計画が発表された時、僕がまず思い浮かんだのがここ。

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サンパウロの新宿、Estacao de Se(セ駅)です。

この写真↓の方がわかりやすいですね。

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(写真:idea VRより。ここのサイトのVRはかなり面白いです。)

サンパウロ交通網の心臓部といえるこの駅の顔が、自然光を取り入れる3層分の吹き抜け。こちらは卵ではなく円柱ですが、明らかにこっちの方が空間としてダイナミックです。最下階にいても自然光が降って来るので気持ちがいいんですよね。この駅が1978年竣工だと言うから驚きです。
ま、雨降ったときはたまーに(ほんとにたまーにです)雨水が漏れてホームが濡れてましたけどね。笑

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ちなみにこの井戸のような吹き抜け。
穴からはサダコじゃなく、こんな美女も出てきます。
いやーいろいろな意味で豊かです。ブラジル。

地宙船万歳で終わるはずが、今日も結局ブラジル賛美で終わることにします。
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by hayatao | 2008-06-22 21:51 | 日本のブラジル
注目されないブラジル移民百周年記念式典
バタバタして数日過ぎてしまいましたが、4月28日は日本人がブラジルに移住して100年目に当たる記念すべき1日でした。
最初の移民船「笠戸丸」が出発した神戸市をはじめ、ここ最近、各地で記念式典が開催されています。先月には天皇陛下ご夫妻も日本のブラジル、群馬県大泉町へ訪問されたようです。

が、現実はそんなお祝いモード一色ではないです。


まずはこの日記(4月30日分)を読んでみて下さい。

http://ishiyama.arch.waseda.ac.jp/www/jp/toppast/top0804.html

この日記は、私の学生時代の恩師によるものです。

・・・読んで愕然としました。

ブラジル国内の式典でも日本政府からほとんど補助金が得られなくて苦労しているという話は聞いていたのですが、まさかここまで待遇が酷いとは思いませんでした。

結局、日本政府による排他的で特定層重視な外交政策(または対米隷従とも言う)は20世紀初頭、そう、日本人をブラジルなど世界各国へ送り出した100年前となんら変わっていないのですね。

と同時に、石山さんが指摘しているように、
『ジャーナリズムはこのブラジル移民百年記念式典の表面しか伝えてい ない。百名のブラジルからの参加者達がどんな思いで参加したのかの報道も一切無い。怠慢としか言い様がない。』
のです。

100年前に比べれば、メディアは言論の自由をそれなりに手に入れたはずです。
でも、どうでしょう。

売れないニュースは流さない。読まれない記事は載せない。
いわば、リスクヘッジ型メディアです。
(これは日本のメディアのみならず成熟社会全体に言える事ですね)

昨今、日本のメディアはスポンサーとメディア側が抱く勝手な決め付け的な妄想により、極端に平均化、標準化されてしまっていると思います。

視聴者はもううんざりしているというのに。


百歩譲って、なぜそんな状況になってしまったのか考えて見ます。
ここに面白い調査結果を載せた記事があります↓
http://www.nikkeyshimbun.com.br/080415-71colonia.html

要は、結局我々一般的な日本人の意識が低すぎるから注目されず、
メディアもあまり取り上げず、日本政府もブラジルの日系社会の重要性を見て見ぬ振りをしているという負のスパイラルに陥っているんでしょう。

悲しいかな、これが笠戸丸から100年経った今の現実。


でも、いつか絶対変わる。
変える。
変えていきましょう!
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by hayatao | 2008-05-02 03:51 | 日本のブラジル
ついに出た!ブラジル人向けマンション!
出るだろう出るだろうと思っていたら、遂に出るようです。
日本初、ブラジル人向け新築マンション。

その名も、「Edificio Komaki Hills」。

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場所は愛知県小牧市。市内総人口の3%がブラジル人という町です。

日本に住むブラジル人のメッカといえば愛知県、静岡県、群馬県ですが、今やその総人口は30万人を超しています。具体的には、中国人、韓国人の次に多く、在日外国人の中では15%を占めています。(法務省が出す数値上です。実際は違うかもしれません。)

彼らブラジル人の定住化がすすんでいることは以前にも書きましたが、その一つの大きな結果として登場したのが今回のブラジル人向け新築マンション「Edificio Komaki Hills」。

果たして、どんな点がブラジル人向けなのでしょうか。
独断の解説付きデス。

1.畳なし。
⇒これは個人差がありそうですね。意外と畳好きな人も多いです。

2.シャワー室が寝室に隣接しており、シャワーヘッドは固定式。ちなみにお風呂付。
⇒ブラジル人は1日3度はシャワーを浴びないとダメな国民です。ちなみに、現地ではシャワーヘッドは取替え式のものが一般的ですが、設備のいい住宅やホテルだとちゃんと固定式になってますね。

3.二口のガスコンロとオーブン。(ブラジル製は法規上×で日本製を設置)
⇒強い火力を使う料理が大好きなブラジル人。特にオーブンの使用頻度はかなり高いので、オーブン付きはかなり嬉しいところです。これで肉料理もラザーニアも余裕です。おまけでムケッカ用にダッチオーブンが付いていたら言うことなしですね。

4.サービスルームには洗濯用のシンクを設置。
⇒洗濯用のシンクもどんな規模の住宅であれ、現地ではほとんど付いてます。ちょっとした洗い物なら全てこのシンクで事足りちゃいます。家の外に洗濯物を干す習慣がないからこそ、こういう設備もありがたいですね。

5.外壁の色はグレーや茶色など暗い色ではなく、明るい色を採用。
⇒墓石のような色のファサードはブラジルではほとんど見当たりません。オフィス街くらい。かな?でも明るい色のファサードはブラジルでは要注意なのです。落書きの格好のキャンバスになってしまいます。os geneosのようなかっちょいいグラフィティが施されればいいんですけどね。。

6.CS(ブラジルのTVが見られるチャンネル)が視聴できる設備。
⇒どんなに家や車がぼろくても、テレビやオーディオなどの家電製品はちゃんとしたものを買うのがブラジル人。Favela(スラム)には、廃材で作ったおんぼろの家にもかかわらず、中に入るとSONY製の24型液晶テレビが置いてあったりすることもよくありました。それくらいテレビはブラジル人にとってなくてはならない存在なのです。


このKomaki Hillsを企画した方によれば、今後もこの種類の分譲マンションを企画していき、賃貸物件も含めて提供されるとのことです。
素晴らしいぃぃ!今後の展開に熱烈期待ですね。

詳細はこちらから>>>

<物件データ>
2008年8月 竣工予定
総戸数:23戸
階数:6階
広さ:70.6㎡~98㎡(3LDK~4LDK)
価格帯:2,220万円~2,980万円
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by hayatao | 2008-01-26 08:27 | 日本のブラジル
こんなところにも日系ブラジル移民100周年
ようやく猛暑日から開放されつつある最近ですが、、、

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「打ち水大作戦2007」
日時を決めて残り湯などの二次利用水をつかって、みんなでいっせいに打ち水をする。
たったそれだけののこと。(公式webサイトより抜粋)


数年前から継続的に行われているこのイベント。
今年の作戦期間は過ぎてしまったのはさておいて、
ここで注目するのは今回のイメージキャラクターのKetyちゃん。

実は彼女はサンパウロ出身の日系ブラジル人。
日本人とイタリア人の血を継ぐハーフなブラジル人なのです。
1993年生まれ(平成生まれどころじゃない!)、14歳にして既に身長170cm。
新人類というよりは、もう異人類の域です。

で、なんでまた日系ブラジル人なのかというと、ここでも何度か既にお伝えしていますが、
来年2008年は日本人が初めて移民としてブラジルに渡ってから100周年なのです。
打ち水大作戦事務局の方の話によれば、その100周年の機会に、現在30万人を超える在日ブラジル人をはじめ、日本に住む外国人たちにも「打ち水」を実践してもらおう、というのがコンセプトらしいでス。

そもそも、ブラジルでも店舗や看守がいるアパートなどの周りでは「打ち水」がよく行われていますね。ほぼ毎朝のように。

ただ、その目的が違う。

彼らにとっては水で"道を冷やす"というよりは、タバコの吸殻や紙くずで汚れた道を"洗う"わけです。
ま、日本ほどストリートが綺麗な国も他にないので、他諸国にとっては当たり前の行為なのだと思いますが・・・。

改めて考えてみると、そういう意味でも「打ち水」は日本に伝わる独特の文化なんですねぇ・・・

「打ち水大作戦」公式サイトはこちらから>>>
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by hayatao | 2007-08-29 03:31 | 日本のブラジル
バイクの日は逗子へ!
毎度お世話になってます。渋谷のBar Blen blen blen。
1.6周年を記念して、今年はついに川から海へ進出!
1.6周年ビーチパーティなのです!
やっぱpraia(ビーチ)でしょ!!

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日時:2007年8月19日(バイクの日)16:00~20:00
場所:逗子海岸 Pilequinho(海の家)
料金:2000円 c/uma garrafa

その日はカポエイラのメストレY木君らブラジル仲間と多摩川でシュハスコ予定だったのですが、思い切って逗子へ変更!
多摩川から逗子まで桃で流されていくっていう罰ゲームもしたかったのですが、最近水の事故が多くて不謹慎なので止めました。

というわけで、Web2.0ならぬ「Blen1.6」ってことで、みんなヨ・ロ・シ・ク!
vamo ver fio dental!!

Bar Blen blen blenのサイトはこちらから>>>
(ごめーん。今サイトリニューアル中なのです。もうちっと待ってくだされ。)
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by hayatao | 2007-08-11 00:27 | 日本のブラジル
代官山に到着したブラジル人ファッションデザイナー
先日某アパレルショップの友人と話していたら、代官山に3/23にできたブラジル人ファッションデザイナーのショップの話題に。そういえばPEN4/1号でN尾さんが書いていたやつだ!と思って話が盛り上がる。

そして、早速先週末に行ってきました。夜になっちゃったけど。。

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そのデザイナーの名は、Alexandre Herchcovitch 。ユダヤ系のブラジル人です。
ブランド名はHERCHCOVITCH; ALEXANDRE(ヘルコビッチ・アレキサンドレ)。
あれだ。まさに日本人の僕たちが海外に行くと名前が逆になるのとおんなじ感覚だ。笑

ブラジルではもはや彼の右に出る者はいないというほどファッションデザイナー界では世界から注目されているようですが、彼がブラジル以外の国で初となる直営店の場所に選んだのがここ日本、代官山だったようです。ノバヨーキ(NY)ではもなくパリス(PARIS)でもなく。

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現在はサンパウロとニューヨークの2都市でコレクションを発表しており、07年のデザインコンセプトはレディースは南アフリカのヌデレベ族、メンズはジャマイカ文化ラスタファリにインスパイアーされて展開しているみたいです。

100m先からでも目立つ代官山の直営店(いちばん上の写真)は、インテリアデザインに強いブラジル人建築家、Arthur de Mattos(アルトゥール・デ・マットス)によるもので、お店の人曰く、ファサードのデザインはヌデレベ族のテキスタイルをパンキッシュ的解釈でデザインしたものだとか。このファサードがコレクションごとに塗り替えられていったら面白いのかもね。ちょうど角地だしさ。
個人的にはそのファサードよりも、蛍光灯をそのまま物干し竿にしてしまったようなディスプレイデザインの方が面白かった。行った人は見てみてください。

ヌデレベ族の洋服の纏い方や色彩感覚を取り入れたレディースコレクションはかなり着こなしが難しそう。特に原色をふんだんに取り入れたデザインは肌の色が薄い日本人にとってはなかなか。。にぼしのスープに濃厚な豚の角煮を入れたみたいになってしまう。
メンズはアレシャンドレのルーツがユダヤのためユダヤ教徒の服+ラスタファリ+パンキッシュなデザインが多く、日本人にはこっちのほうが合いそうだ。

それにしてもぶっちゃけ値段が高すぎる気が・・・。かなり強気な価格設定です。
でも、最近のブラジルファッションブームに乗ってガンガン行ってもらいたいものです。


HERCHCOVITCH; ALEXANDRE>>>
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by hayatao | 2007-04-06 04:07 | 日本のブラジル
日伯交流100周年記念プレ・イベント
今日はイベントのお知らせを・・・。

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2008年日伯交流100周年記念プレ・イベント
『フェスタ・アレグリア・ブラジル』
日時:2006年11月18日(土)19日(日)
場所:パシフィコ横浜
主催:NPO法人ABCジャパン

「フットサル」/「サンバ」/「カポエイラ」/「ブラジル音楽」
日本人が描くステレオタイプ的なブラジルが盛りだくさん!
普段ブラジルにあまり興味ない人でも来場が見込めそうなイベントです。

あのオスカー眞境名氏によるフットサルクリニックがあるそうです!
どうせならセルジオさんも呼んでほしかった・・・。
わがチーム"カリオカ"でジャックしたいところでしたが、小中学生のみかよ・・・。
では会場にて。
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by hayatao | 2006-11-08 12:30 | 日本のブラジル
que festao!! 今年の夏はブラジルだらけ
今日は盛りだくさんのブラジル関係イベント情報(フェスタ系)を・・・
ご存知の方も多いと思いますがリマインドのためにどーぞ。
今週末から日程順でいきます!

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●「ブラジリアンカーニバル@ヴィーナスフォート」/8月12日(土)

昨年も行われたブラジル物産品展のような期間限定イベント。たまーに面白い品がありますのでぜひ!東京湾花火ついでってのでもいいかもね。ブラジルライブもあります。
http://www.venusfort.co.jp/brasil.html

●Axe Samba Festa 2006 -逗子海岸ブラジル化計画- /8月13日(日)

今年で三回目を迎えるAxe Samba Festa。ブラジルは今はサンバじゃないのよ。やっぱAXEなのよ。というわけで、汗だくになってブラジルのナウな踊りAXEを踊りたい人向け。汗をかいたらそのまま海にドボンでいいじゃない。

*************************************
日時:8月13日(日) 15:00~21:00
料金:3000円/1ドリンク
場所:神奈川県逗子市逗子海岸(逗子会館前の海岸)
海の家「ALOHA LATINO」(オアシス・ラティーノ)

交通:JR逗子駅、京浜急行新逗子駅より徒歩10分

出演者:
・タマンコ・ブーコ
(日本で唯一!?の本格的ココを演奏する♀バンド。黒人とインヂオの融合がここにあり。 がっつり叩いて、ぶいーっと歌います。ココ・ステップでみんなで踊りましょー。ブラジル北東部からの道端ムン ドをお楽しみに!!
・ザ・サンバダンサーズ
ブラジル人のサンバダンスチーム。お客さんを巻き込んで大興奮のサンバダンスを披露してくれます!
・DJ:中原仁(J-Wave サウージ・サウダージ)
  :Willie Whopper
  :藤田アレシャンドレ(Bem Brasil)
  :EDU
*************************************

●三軒茶屋サンバカーニバル /8月20日(日)

翌週の浅草に向けたリハーサル的な側面も強いですが、雰囲気は十二分!都内西部お住まいの方は三茶でブラジルを!
http://www.sancha-st.com/event/festa2006/samba2006.html

●浅草サンバカーニバル/8月26日(土)

言わずと知れた東京下町の夏の風物詩。扇子と麦藁帽子とホッピーの3点セットでぜひ!出ちゃいたい人は出ちゃってくれ!!
http://www.asakusa-samba.jp/

●ブラジルフェスティバル-ブラジル・デーIN 東京@明治公園
/9月2日(土)10:00~17:00

代々木公園でよくやっている○○フェスティバルのようなイベントのブラジル版が、ようやく東京で実現されます!飲んだくれ、食い倒れ、踊り倒れるがいい。自分はその頃石垣島・・・。主催はブラジル商工会議所。・・・し、渋いぜ。
でもさ、宣伝もっと早くからした方がよかったのに・・・。
http://jpsite.ccbj.jp/ccbj_jp/EventsList_jp.aspx

というわけで、9月までイベントづくし!いったいこのうち何個のイベントにいけるでしょうか・・・。
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by hayatao | 2006-08-10 22:14 | 日本のブラジル
大泉祭り 一日一ボンジーアの可能性
すっかりレポートが遅くなってしまいましたが、先週日曜日は群馬県邑楽郡大泉町のお祭りに参加するため、朝一番にレンタカーを借りて、いざ出陣!

っと、その前に簡単に大泉町の紹介を・・・
東京の練馬区にも大泉町ってあるけど、群馬県の東部にあるこの大泉町は、近所に太田市、館林市、埼玉県の熊谷市のデルタ地帯に囲まれた人口約42000人程の町。この数字だけ見れば地方都市のごくごく平均的な町で、用事がなければ通り越してしまう町なんですが、この町には日本一の物があるんです!

それは・・・「日本一外国人密度の高い町」!

人口約42000人のうち、外国人が14.8%(6300人)を占め、さらにその中でブラジル人だけで10%(約4700人)を超えている。つまり、大泉町を歩いていると、10人に1人の確率でブラジル人とすれ違うことになるわけ!
東京都でさえ、外国人数の対総人口は2.8%ほど(約1246万人中35万人)で、いかに大泉が外国人、そしてブラジル人が多いか分かってもらえるでしょう。
元々大泉には中島飛行機という大工場があったようですが、今でも三洋電機や富士重工などをはじめ工場が多く、外国人居住者が多い所以はそこにあるのです。「外国人労働者が多い企業城下町」という典型的な姿が大泉にもあるわけです。詳細なデータは今手元にありませんが、大泉に住むブラジル人の多くはそういった工場で働くためにブラジルから出稼ぎに来ている人々です。
ちなみに、日本で生活するブラジル人の数は約27万5千人に及び、彼らが祖国ブラジルへ送金する額は年間約22億ドルで、ブラジルの対日輸出額にほぼ匹敵するんです!

なーんて、こんな数値だけ言っていてもわからんわな。
詳細はこんな専門書に任せておいて、早速お祭りレポートへ。

ブラジル仲間を4人乗っけて新宿から高速に乗って約2時間半。
大泉に到着~。

メイン通りはどこからともなくやって来る屋台で埋まっていた。ごくごく普通の日本の屋台群。(それにしても屋台で商売している人たちって普段はどこかで常設販売しているのだろうか?地元ヤクザの勢力によって屋台の個数が決まるという話は聞いたことがあるけど、彼らの素性を知りたい)人通りがあまりなかったので、とりあえず確実にブラジル人がいるブラジリアンプラザへ。
b0020525_1184939.jpg1Fには家電品、アクセサリー屋、ランショネッチ(軽食屋)、2Fには肉屋、洋服屋、ランショネッチ(軽食屋)、そしていつもネットで御用達のキタンジーニャ(ブラジル雑貨屋)。ここにいると日本にいることを忘れる。五感に訴えてくるもの全てが正に「ブラジル」そのものなのです。
b0020525_1161790.jpg特に僕がここでブラジルを感じてしまうのは、店舗スペースの使われ方。全体のスペースの割りにテナント占有面積が少なくて、共有面積、つまり余白が広いこと。建物全体を隅々までテナントにして利益を抽出するのが日本型のショッピングセンターだとするならば、来訪者が寛げるようなスペースが広いのがブラジル型と言えるかもしれない。いや、言ってしまおう。あの間の取り方が気持ちいいんだな。
b0020525_1155751.jpgキタンジーニャで食材(デンデ油をようやくゲット。これで夏はムケッカだ!)を購入し、一緒に行った友人オススメの「FATTO A MANO(0276-63-7563)」で昼飯。ここのオーナー、三澤巌さんはクリチーバから移住してきて18年。今は大泉群馬ブラジル協会会長として日本人とブラジル人のパイプラインとしてご活躍されているそうです。冗談好きな気さくな方で、こんな接客にもブラジルらしさを感じてしまう。FATTO A MANOとはイタリア語で「手作り」を意味するらしく、正に手作り感満載のメニューが三沢さんの人柄と共に伝わってきます。パステウ、コシーニャ、ラザーニア、今日のランチ、スーコ・ジ・ビタミーナ・・・etc。ブラジル臭満載の贅沢なfatな食事。と同時に帰国してから胃が小さくなってしまったことを痛感・・・。
「カロリー?そんなの明日から気にすればいいや」。

続いてSUPERMERCADO TAKARAへ。倉庫をそのままスーパーマーケットに転用。b0020525_1191832.jpgb0020525_1362250.jpg
どことなくブラジルのカイピーラ(田舎)にあるスーパーのような感じ。外ではシュハスコと酒で盛り上がる初老の男たち。中に入るとカフェが併設されていて、ブラジル人がちらほら。休日の午後をカフェジーニョとテレビ(もちろんIPC)でボーっとしているvagabundoっぷりはやっぱり絵になる。ここではベテハーバ(ビーツ)とブラジルの水(Minelba)を購入。
このスーパーの近隣には水田+平屋の民家という純日本的な風景が広がっています。うーむ。カオスとは正にこのことを言う。

b0020525_1194977.jpg歩行者天国になる時間を見計らって車を駐車し、いざメイン会場となる円形広場へ!
駐車場から広場までの途中、聞こえてくる言語はブラジル人が話すポルトガル語、もちろん日本語、ペルー人たちが話すスペイン語、観光客っぽい人たちが話す英語、おそらく住民であろう中国人たちが話す中国語、、、。一体ここはどこなんだろ・・・。決して代々木公園で行われるような○○フェスティバルのようなものではないことは確かだ。
b0020525_1195521.jpg会場の舞台ではAXE(アシェー)を踊る若人3人衆(男×2、女×1)。女の子のビキニ跡も妙にエロかったけど、それ以上に男共の踊りがエロすぎ!シースルーのシャツと鳩胸。「幼いマッショ」的なキャラにやられ、終始彼の踊りを堪能する。彼は伸びるよ。
b0020525_120751.jpg微笑ましいブレイクダンスとヒッピホッピ(HIP HOP)の踊りの後はカポエイラのホーダ。一人とんでもない人を発見。今まで見たことないような連続技の連発。帯を見ると白と青。ってことは準師範か。納得。。
続いて浅草サンバカーニバルでもおなじみの、サンバヘギグループ「BLOCO BARRA BENTO」。b0020525_1202195.jpgb0020525_1202714.jpg
スルドの重低音にテンションは一気に高まる。多少のリズムがあっていなくてもそれを帳消しにするような勢いと重低音にヤラれた。ちなみに、ボーカルはブラジル人と日本人のラッパーTENSAIS MC'sのBeto。

残念ながらレンタカーの返却時間があったため、レポートはここまで。祭りではこの後、ブラジル人が歌うアキバ系J-POP、以前FESTA DO BRAZILでも見たセルタネージョグループ「NOVO TEMPO」などがライブした模様。

<思ふこと>
予てから大泉クラスの中小都市に様々な国の人たちが暮らすのは困難が多いと言われていたのは知っていた。そりゃそうだ。だって国籍・言語・バックグラウンド・価値観、あらゆる面において違った要素を持っているんだから。ゴミの分別問題にしろマナーにしろ「日本人の常識からしてこうしてくれるだろう」というのでは通用しない。しかも東京のような隣の人の顔も知らない不特定多数の多国籍な人間がごちゃごちゃと暮らす街ではなく、大泉はむら意識が生き残っている地方都市だ。ブラジル人の誰か一人がマナーを違反したとなれば、「ブラジル人=マナーの悪い人たち」というレッテルが貼られてしまう。

現に大泉祭りのことでいえば、2002年まではサンバパレードが大泉祭りの正式行事として行われていたらしいが、不況で予算がとれないという理解に苦しむ行政からの圧力(実際にはお祭り時のブラジル人のマナーの悪さらしい)によって廃止され、以来お祭りの表舞台からブラジル関係のイベントは消えてしまった。しかし表舞台から消えても、やはりここは10人に1人がブラジル人の町。毎年お祭りの時にはブラジル人たちが集まる場所が主にブラジルレストラン周辺で生まれ、特設ステージが設けられ、今年はついに一つの公共施設である円形広場での開催が実現した。これは日本人とブラジル人を繋ごうとする方々の尽力の結果です。(kimobigのみなさん、おつかれさまでした。)
円形広場ではブラジル系のイベントしかやっていないので、もちろんブラジル人が圧倒的に多かったが、おみこしを担いだ後にフラっとやってくるおっさんの姿や、地元の日本人の家族連れ、帰り際に立ち止まって眺めているおばあちゃん、スルドの重低音に乗せられ踊りの中に入ってきたおじちゃんなどなど、ブラジル人ではない人たちが広場で足を止めている姿を度々見かけた。

彼(彼女)らの姿を見たとき、僕は「これだ!」と思った。大泉に住む日本人にとって、日常生活においてはなかなかブラジル人を知ろうというきっかけ、機会がない。そして、大抵の日本人は知ろうともしていないのが現実。でも年に一回のこうしたお祭りで、一人でも多くの日本人がブラジルをはじめ外国の文化に興味を持ってもらうことこそ、大泉祭りの目指すべきところであるだろうし、それが「日本一外国人密度の高い町」の特権なんではないかなと思う。

大泉で奮闘する国際交流団体「KiMOBiG」代表のミハルがある時、こう言っていた。
一日一膳ならぬ「一日一ボンジーア(ボンジーア=おはよう)」。日本人とブラジル人が朝のゴミ捨て場とかで「ボンジーア」と挨拶する光景。別にそれは「おはようございます」でもいいと思うんだ。一日の始まりの朝に、たったその挨拶を交わすだけでもこの町はすごく変わると思う。
自分は大泉に住んでいるわけではないので、それを東京で実践する。

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<左>おみこしを担いでいる大泉の日本人
<右>左からペルー人、ブラジル人カップル、日本人カップル、ブラジル人女性・・・etc

最後まで読んでくださった方、このblogを始めて以来の長文にお付き合いくださり、obrigadao!
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by hayatao | 2006-07-31 01:50 | 日本のブラジル
Festa do Brasil 2006 em Aoyama
土曜日はフットサルの後、ブラジル時代の友人数名と再会&合流し、PM23:30より青山へ向かう。

毎年江ノ島のオッパーラでやっていた「Festa do Brasil」。今年は青山の小さなライブハウス、月見ル君想フにて。オッパーラのときとは違って、ブラジル人が少なすぎ!
やっぱり東京、特に青山なんて大使館の人しかいないよな・・・。

それでもブラジルを愛する、ブラジルが気になるjaponesesたちがたっくさん!
それはそれでとっても楽しかった。
懐かしいブラジル時代のbacanaたちにも会えたし、大泉から来たenergia爆発中のミハルやhikariちゃん、渋谷blenblenblenのマスター豪さんにも会えたし。新たな出会いもたくさんあって、改めて「ブラジル」というものでみんなつながっているんだなぁと、カイピリーニャとオリオンで発熱した頭で感慨にふけってしまった。。いや、まじでみんないい目、いい顔してるぜ。

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(左)ブラジル好きな日本人で埋まったダンスフロア。意外とみんな静か目。
(右)「Tamanco Buco」。ペルナンブーコのフォルクローレを演奏する日本人女性バンド。華奢な体から刻まれるリズムとペルナンブカーノ風なポルトガル語がいい味出してます。これから来る予感!!
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(左)群馬県大泉町を本拠地に、長野~浜松~名古屋と日本のブラジルコミュニティを飛び回る夫婦ユニット、Novo Tempo。セルタネージョとフォホー。やっぱあの音がなきゃブラジルのフェスタじゃないね。
(右)以前ブラジル人の女の子に「フォホーのセンスない!」と言われて以来、フォホーは避けてきましたが、あまりにも気分がよくなってきたので踊る。踊る。踊る。うーん、やっぱり止めたほうがいいかもしんない・・・。

気が付いたらあっという間に朝5時。
最後に数少ないブラジル人のうちの一人だったPaulinhoをナンパしてわがフットサルチーム"Carioca M.I"へ勧誘。来月から参戦決定!パウリスタだけど、まぁいっか。
彼は船橋でサンドイッチを売っているらしい。ご近所の方行ってあげて下さい。

ってなわけで、いろんな人からエネルギーをもらって疲れ気味だった体が生き返りました。
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by hayatao | 2006-06-20 00:50 | 日本のブラジル



「すべての道はブラジルに通ず」リオ育ちの日本人による徒然日記。ブラジルの建築・デザイン・サッカー関連のことが中心です。建築設計事務所での修行を終え08年12月よりサンパウロ勤務。カステラ工房主宰。
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