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カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・
いやー時間泥棒さん、時間を売ってください。また放置してしまいました。

ブラジルはCarnaval(カーニバル)が終わって、サンパウロ以外、きっとどんよーりした空気のことなんだろうなぁ。お疲れさまス。

実ワ僕もその頃、お祭りに参加していました。
と言っても、山梨のカーニバル。甲府にある塩澤寺というお寺のお祭りです。

カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_1453383.jpg『厄除地蔵尊祭り』というお祭りで、毎年2月13日に行われ、1.5日間で毎年10万人もの人々がやってくるそうです。踊り歩いたりはしないけど、決して大きくない、むしろ小さな可愛らしいお寺にもかかわらず、100店を超える屋台の数には圧倒されます。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_1454591.jpg都会生活でひねくり曲がった精神とコレステロール過多で低下しつつある体力を清く正しく更生してもらうために2日間の修行にやってきたわけです。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_20222645.jpgというのは半分冗談で、仕事の関係でお祭りのお手伝いに行って来ました。建築設計事務所と言っても単に設計だけしていれば良いというものではないんです笑。塩澤寺の清酒には、今年もまたうちの会長の地蔵堂のスケッチが使われました。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_1455142.jpg僕は頭も坊主にして座禅を組むような勢いで行ったのですが、到着した頃にはまだ始まっていないにもかかわらず、おじい&おばあがたくさん並んでおり準備でそれどころじゃなかった・・・。結局念願の初座禅はならず。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_2011598.jpg山の麓には人・人・人。行列はほとんど途絶えることがありません。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_14291850.jpgうーん。日本のお祭りは、やっぱり心昂ぶる中に安らぎがあるというかなんというか、独特な風情がありますね。この感情をCarnavalで育ってきた人たちが理解するには難しいだろうなやはり。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_14501946.jpg実ワ、このお祭り、Carnavalと同様に、夜通し続くんです。夜遅くなっても続々と人が地蔵堂目指してやってきます。まるで気分は大晦日です。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_14351396.jpg地元のヤ〇ザの力が強いのか、道幅の割りに屋台の数が多すぎて、道が屋台で埋もれている部分も。。まるで阿佐ヶ谷のアーケード商店街です。それにしても屋台で七味を売るのはなぜなのでしょう。教えてください。

それにしてもこのお祭り。決して規模は大きくないのに、なぜこんなにも人と屋台が集まるのでしょうか。


カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_14414731.jpgこの塩澤寺は808年に弘法大師が開山したと伝わる古刹で、来年には開創1200年を迎える由緒正しき古寺。国の重要文化財である地蔵堂に安置されている地蔵菩薩座像は、普段は耳が聞こえないが、お祭りが開催される24時間だけは耳がよく聞こえ、願いを聞いてもらおうと全国から集まってくるらしい。特に厄年の人が、年齢の数だけ団子や1円玉、節分の豆、飴玉のような球状のものを供えると厄を免れるという言い伝えがあり、今もその風習が続いているとのこと。なるほど。どうりで厄深そうな人たちが多かったわけだ。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_20177100.jpg斜面には弘法大師の銅像や弘法大師が歩いた四国遍路(四国八十八箇所)のお寺が祀られています。段々畑ならぬ、段々お地蔵様。見ているだけで心が清らかになります。
カーニバルの頃僕は山梨のお祭りに・・・_b0020525_20184673.jpg本尊の収められている地蔵堂は、何度か改修されているものの、室町時代末期の建築様式を伝えるものとして貴重とのこと。たしかに細部をよく見ると屋根が反っていて凄いことになってる。このご立派な屋根は何度か修繕されているみたいですが、地蔵堂の内部は相当古く、建具のデザインも昔の人のサイズに合わせて作ってあるため、小さい小さい。でもそんなミニマムサイズなのに、ファサードというか、その出で立ちはやたら貫禄があります。山の上にも1200年の力でしょうか。
来年、この敷地内には何か新しい建物が建っているかもしれません!?

ちなみに、参拝客は厄除けのために札を購入して行く人が多いのですが、凄く分かりやすいお札の説明がありました。

2万円のお札は、朝昼晩と一日三回拝んだもの。
1万円のお札は、朝晩と一日二回拝んだもの。
5千円のお札は、一日一回拝んだもの。
3千円のお札は、一週間に一回拝んだもの。
2千円のお札は、一月に一回拝んだもの。

・・・。それを見た僕は小学生の時からお世話になっている武田神社で合格御守を買いました。。

なにはともあれ、久しぶりのお祭りに大満足。やっぱり祭りは楽しい。祭りといえばスペインの牛が街中を走り回るあれ、あの祭りに行ってみたい。あれはやっぱ若い時じゃないと行けないよな~。
by hayatao | 2007-02-24 03:38 | お仕事
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「すべての道はブラジルに通ず」リオ育ちの日本人による徒然日記。ブラジルの建築・デザイン・サッカー関連のことが中心です。建築設計事務所での修行を終え08年12月よりサンパウロ勤務。カステラ工房主宰。
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